会計時間1/2以下でレジ待ちを解消! 決済スピードの向上により、機会損失を回避
株式会社NTTデータ 対象製品 セルフレジ(有人レジモード)
導入の背景
豊洲に本社を構え、高層からの眺めが良い NTT データの社員食堂。毎日、数千人がこの食堂を利用している。以前の社員食堂は、社員証または現金での決済のみで、現金決済の場合の会計に時間がかかっていた。
その後、電子決済が可能なアプリを導入したが、今度はICカードでの決済に時間がかかり、混雑は緩和されず・・・。 また、レジの使い勝手においても食堂スタッフからの評価は低かった。
そこで決済スピードと操作性に優れたCoolRegi を導入し、食堂の混雑緩和を実現。熟練者によるテンキーも活用し10分で70人以上/レジをさばく程に。
※本事例は、新型コロナウイルス拡大前のものです。

導入のポイント
- ICカード決済処理が速い (マルチタスクによる処理向上)
-
レジ操作がシンプルで
テンキーの使用も可能 -
メニューの項目や
ボタン配置の変更が簡単
導入の経緯
カード決済を取り入れたが、それでも会計待ちで長蛇の列に・・・。
当時は、社員証(給与天引精算)または現金のみの会計で、協働者やグループ会社等の 社員証を持たない利用者も多く、半数以上の方が現金での支払いしかできなかったため、 レジレーンでの混雑や行列が発生していた。
ちょうどその頃から、世の中では電子決済が浸透しはじめ、混雑緩和を解消するために IC 決済を取り入れる方向で検討を進めた。その後、IC カードでの決済が可能で、コストが魅 力的な POS レジアプリ(パッケージアプリケーション)を導入したが、実際使ってみるといろいろな課題が浮上してきたという。
「食堂のランチピーク時は会計待ちで人が溢れかえっていました。そのレジ待ち行列を見て、 立ち去ってしまう社員や食堂利用をやめる社員もいて、とても残念に思いました。」と人事 本部人事統括部 労務厚生担当主任の河村氏は振り返る。

人事統括部 労務厚生担当
主任 河村恵理子氏
導入時の要件
とにかく会計にかかる時間を短縮したい。 大前提としてカード決済の処理が速いこと。
導入後の効果
会計にかかる時間が激減。 レジの混雑が緩和され、機会損失を回避!
食堂を覗いて帰ってしまうという方はいなくなり、明らかに混雑や行列は緩和されたという。
一人当たり20~30秒かかっていた会計フローが半分以下の時間(平均約10秒)でさばけるようになり、レジ担当者・利用者ともにストレスなくスムーズに進むようになった。タッチパネルの感度もよく、サクサク動いてレジ操作は快適だ。熟練者の場合は、タッチパネルよりテンキーの方が速く10分で70人以上の会計を処理する。
「利用者様からは “会計が早くなったね”、 “混まなくなったね” といったコメントをいただいており、好評です。」と、河村氏は続ける。
決済スピードはわずか3秒


クラウド管理と使いやすい画面操作で運用が効率化。
「タッチパネルの画面は、素人目で見ても、以前使っていたものよりも感覚的にわかりやすく操作感もよいと思いました。メニューの配置変更も簡単にできますね。例えば、麺・丼・定食・日替わりというコーナー順に並べたり、よく出るメニューを上に並べたりと、今ではレジ担当者の方がご自身で使い易いように設定しています。セットメニューなどの内容変更もクラウドを通して反映されるので、その日、その時間帯に応じたメニューや価格をスピーディーに設定・変更しています。ユーザビリティを考慮したボタンの大きさや画面のレイアウトは、食堂スタッフの皆さんからも高評価をいただいています。」と河村氏は語る。
運用についても効率化され、各食堂の売上データなどメールやFAXでやり取りしていたものもクラウド上で纏められ、食堂委託業者での一元管理が容易となった。
食堂に特化したレジシステム「CoolRegi」は、NTTデータ社員食堂にとって痒いところに手が届く存在となった。 今後、売上データを基に天気や曜日、時間帯ごとに混雑状況や売り上げの予測ができたり、利用者ニーズにマッチしたメニューの提供ができたりする機能を期待しているという。セルフレジとしての利用拡大も検討しているようだ。

導入した製品:セルフレジ(有人レジモード)
