キャッシュレス決済により現金の識別、集計をする時間・リスクがゼロに!
株式会社NTTデータだいち 対象製品 セルフレジ
導入の背景
NTTデータだいちは、ヘルスキーパー事業としてNTTデータグループ社員向けにマッサージサービスを提供している。
NTTデータの豊洲本社、品川オフィスにヘルスキーパールームを設置し、そこでは視覚に障がいを抱えている方が施術を行っている。施術時の会計も彼らが行っているが、売上金の集計作業や報告書の作成に効率の悪さを感じていた。また、出張サービス時に売上金を持ち歩くことへのリスクや不安もあったという。
CoolRegiを導入したことにより、キャッシュレス決済が可能となり現金の識別、集計をする時間やリスクをゼロに。

導入のポイント
- 現金集計稼働の削減 (キャッシュレス決済)
-
読み上げ機能で
操作内容が明解 -
レジ操作がシンプルで
テンキーの使用も可能
導入の経緯
触覚で現金を識別するには時間がかかる。現金集計にかかる時間を減らしたい。
日々の生活の中で彼ら自身も現金を使っているため、間違える頻度は晴眼者と変わらないが、確認には倍以上の時間がかかり、特にお札は硬貨より識別が難しい。
会計ミスがあった場合に利用者を特定しやすくするため、1日に3~4回ほど現金の集計を行うようにしていたが、集計中はレジが使えないためお客様をお待たせすることも多く、会計を優先する場合は集計を中断し会計後にやり直すため、かなりの時間を要していたという。晴眼者は視覚で識別できるが、視覚障がい者は触覚で識別するため、短くても1回に15分はかかっていたようだ。
また、ヘルスキーパールーム以外にも他ビルへの出張を行っており、施術料は現地で現金決済のため、施術者は都度、多額の売上金を持ち歩いていたという。「施術者の安全の確保と負担を軽減するためにもキャッシュレス決済の導入を検討しました。音声読み上げ機能がついていることもありCoolRegiの導入を決めました。」と佐宗氏は言う。

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導入時の要件
現金の集計作業を短縮したい。視覚障がい者にも使いやすいレジを
以前は一般的なPOSレジを使用しており、ボタンもたくさんあったため、押し間違えも多くあった。押し間違え防止のためにボタンカバーをしたり、ボタン一つひとつを触って確認したりすることで押し間違えを減らしていた。キャッシュレス決済が可能であることは大前提にあり、視覚、触覚以外に操作内容がわかることを要件に含めた。
「晴眼者が目で見て確認すること、できることも、視覚障がい者には難しく、障がいの程度によっては目で確認することはできません。全盲の人でも操作できるレジとして考えた場合に、音声読み上げ機能は必要だと感じました。」と宮澤氏は語る。
導入後の効果
お客様に選択タッチしてもらうおかげで現金集計にかかる稼働時間がゼロに
現金の取り扱いがなくなったことにより、識別や集計にかかっていた時間はゼロになったと同時に、集計ミスもなくなった。確認に時間がかかっていた集計作業や現金の残高確認作業など事務処理を簡略化することもでき空いた時間に他の業務を行うなど、時間を有効活用できるようになった。晴眼者と障がい者の助け合いをIT技術がサポートしてくれることで業務に従事することが出来るようになった。
コース選択及び会計は、利用者自身で行ってもらう。タッチパネル画面がシンプルであること、且つNTTデータの社員食堂で同じCoolRegiのセルフレジを使用していて馴染みがあることから、利用者に操作してもらっている。利用者がタッチパネルで操作した内容は、音声機能で読み上げられることにより視覚障がいの程度に関わらず会計内容を確認することができる。
「すごくシンプルな画面でわかりやすい反面、操作に慣れている人は音声機能の読み上げが追いつかないぐらいのスピードで操作されるので、そういった場合には入力のやり直しをお願いしています。」と田中氏は語る。

感染者報告はゼロです。
タッチパネル以外にテンキーがレジに設置されているため、万が一、利用者が操作を間違えてしまった場合など、会計内容の変更は施術者でも操作可能である。