クラウドシステムでEOSによるレジシステムのリプレイスから脱却!
プラス株式会社 前橋工場 対象製品 セルフレジ
緑豊かな公園のような景色が広がる敷地内にオフィス家具工場を構えるプラス株式会社様。
前橋工場内の食堂からも自然を眺めることができ、ランチタイムには160名ほどの人が訪れる。
本事例ではプラス㈱前橋工場 前橋管理課 齊藤課長(以下、齊藤氏)にCoolRegiを導入したきっかけを伺った。
導入の背景
食堂にレジシステムを導入してから4~5年経つと端末OS(オペレーティングシステム)のEOSなどによってリプレイスを余儀なくされてきた。
*EOS:End Of Support(企業による製品の保守サービスの終了)
可能であれば故障するまで継続して使い続けたいところではある。しかし、保守サービス終了後に故障してしまうとサポートが受けられず、食堂運営に影響が出てしまうためEOSの度にレジシステムの入れ替えを行ってきた。その度に要件定義や調査を行い、複数のレジシステムを比較検討する手間があったという。
導入のポイント
-
クラウドシステム 専用端末のバージョンアップや
EOS対応が不要 - シンプルな操作性 利用者が直感で操作、決済ができる
-
音声読み上げ機能 厨房内からも購入商品の
ダブルチェックが可能
導入の経緯
今回で3回目の入れ替え。EOSによるリプレイスを回避したい
前システムの利用開始から6年が経過し、端末OSの保守終了と併せて、決済代行センターと接続しているデジタル回線も2024年1月で終了予定となったためレジのリプレイスを行うことになった。
「今回で3回目のリプレイスで、その度に食堂担当者に運用変更に対応してもらってきました。今回のリプレイスではEOSの影響を受けずに継続して利用できるクラウドシステムであることを重視して選定しました。」(齊藤氏)
レジのリプレイスは食堂の運営業務に変更が生じるケースもあるため、食堂担当者への影響も考慮してEOSによるリプレイスが生じないクラウドシステムであることが決め手となった。
導入時の要件
利用者が直感で操作できるセルフレジ
「大前提はEOSに影響されないクラウドシステムであることで、その次に重要視したのは利用者の操作性でした。」(齊藤氏)
セルフレジを実際に操作するのは利用者であるため、レジシステムを入れ替える上で利用者への影響も毎回考慮されていた。
現行システムとの操作性があまり変わらないこと、説明なしでも直感でスムーズに操作できることもポイントとなった。

導入後の効果
クラウドシステムで管理業務の運用負荷も軽減
クラウドシステムにしたことによるメリットは、EOSの影響を受けずに継続して利用できるようになったことだけではない。以下のことができるようになったことにより、運営業務が効率化された。
- クラウドシステムからメニューや金額の一括設定/変更
- メニュー表示画面の一括設定(9つまで登録可能)
- メニュー表示画面はレジ毎に選択、設定
「メニュー名や金額の変更が管理画面で一括管理できるようになり、レジ毎に設定する手間がなくなりました。メニュー設定が容易になったことで提供メニューのバリエーションが増えました。」(齊藤氏)
また、売上データは全てクラウドに記録されているため、管理画面から集計条件を指定してPDFやCSVファイルに出力することできる。日々の集計業務や報告書の作成作業などの管理業務も以前より容易になった。
音声読み上げ機能とデュアルディスプレイでダブルチェック
プラス様の食堂では食券は発行せず、利用者が購入したメニューを厨房担当者に伝える運用をとっている。厨房内からも利用者が選択したメニューや決済が完了したかわかるようにCoolRegiの音声読み上げ機能を使用することにした。
しかし、音声読み上げ機能は回線状況によって読み上げが遅れる場合があったため、タッチパネルディスプレイを2台設置してデュアルディスプレイにした。デュアルディスプレイにすることにより音声読み上げと画面表示のどちらからもチェックできるようにした。
「デュアルディスプレイや音声読み上げ機能を使って利用者の操作内容を見える化したことで利用者の操作ミスが減少しました。食堂側での返金処理などもなくなったので運用負荷も軽減されました。」(斎藤氏)
音声読み上げ機能は視覚障碍者向けに開発を行ったが、今回新たな利用方法を知ることができた。インターネット上のソフトを利用しているため、回線状況によって読み上げの遅延が発生してしまう点については今後も改善に努めていきたい。
導入した製品:セルフレジ
